ブラシの選び方

猫を膝に抱えながら優雅にブラッシング……憧れますよね( *´艸`)

しかし一口にブラシと言っても色々な種類があります。

ここではブラッシングの効果と、ブラシの種類や特徴を簡単に説明したいと思います!

ブラッシングの効果

・毛球症予防

毛球症とは、グルーミングした自分の毛が胃の中に溜まってしまう病気です。

通常猫はグルーミングの際に飲み込んだ毛は毛玉として吐き出すか、排便の際に一緒に出す事ができるのですが、飲み込む量が多いと胃の中で塊になってしまい、投薬や手術をしないと取り出せなくなってしまいます。

このような事態を防ぐために、常日頃からブラッシングをしてあげて、飲み込む毛の量を減らしてあげましょう。

・ストレス解消

ブラッシングは、人間がマッサージされるような気持ちよさがあるそうです。

ブラッシングされている猫はとても穏やかで気持ちよさそうにしていますもんね(*’ω’*)

しかし癒しの効果は、物理的な気持ちよさだけではありません。

親子や兄弟等で猫を飼育している方は知っていると思いますが、猫はお互いにグルーミングし合う習性があります(アログルーミングといいます)。

信頼している相手とグルーミングし合うことで、猫も安心感を覚えます。

飼い主とのスキンシップにもなりますし、メンタル的な意味でも癒し効果があるようです。

・抜け毛対策

これは毛球症対策にも近いのですが、猫の抜け毛を事前に処理することで、飲み込む毛だけではなく床に落ちる毛も防げます。

猫を飼っていると洋服や絨毯に抜け毛が付くのはもう仕方ない……と諦めているあなた!

こまめなブラッシングでその量はかなり減らせますよ(*’▽’)

猫の為にも自分の為にも、洗濯機や掃除機の詰まりを防ぐ為にも、空いた時間はブラッシングを是非してあげてください!

ブラシの種類

・ラバーブラシ

まずはラバーブラシ、ゴム製のブラシです。

柔らかい素材なのでブラッシングが苦手な猫にもお勧めです。

浮いた毛を絡めとる製品で、主に短毛種に使用することが多いそうです。

・スリッカー

自分はペットブラシと聞いて最初にこの形状を想像しました。スリッカーは「THE ブラシ」な形をしています。

抜け毛やもつれ毛を取る製品で、長毛種の毛玉を解きほぐすのに用いるようです。

短毛種には、肌を痛める危険があるようですが、最近は毛先が丸形になって肌を保護してくれる製品も多いので安心です。

しかし金属部分が細いので、扱う時は長毛の猫相手でも丁寧にブラッシングしてあげてください!

・ピンブラシ

ピンブラシは人間の使うブラシによく似ていますね。

針金の部分はスリッカーよりも太く、短毛用と長毛用に分かれて生産されています。

扱いやすく、日常的に使うブラシとして重宝されています。

・アンダーコートブラシ

バリカンのようなこちらの アンダーコートブラシは「換毛期等に毛をゴッソリ取る製品」です。

ここまでに紹介した製品のように、毛並みを整えたり毛玉を取る能力はありませんが、抜け毛・ムダ毛・死毛を取り除く事に特化しています。

換毛期の抜け毛に困っている方は一度試してみて下さい!

・コーム

こちらのコームは人間の櫛(くし)のような形をしています。

使い方も櫛のように、ブラッシングの仕上げや毛並みを整えるのに使います。

簡素な製品に見えますが、種類によっては針金の間隔や長さが2種類付いている物や、ノミ取り専用のコームなんかもあったりします。

・グローブブラシ

見たまま、イボイボの付いた手袋のようなブラシ、グローブブラシです。

手にはめれば愛猫を撫でているだけで綺麗になっていくという優れもの!

簡単ですし、ブラッシングの苦手な猫でもこれなら使える!という子もいるので、嫌がる猫に無理やりブラシを使うという危険行為を犯すよりは遥かにお勧めです。

人間用のブラシは危険

人間用のブラシは人間用に作られたものです。猫に対して使うのは以下のような危険が伴います。

  • 毛が固く、猫の肌を傷付ける恐れがある
  • プラスチック製の毛先は脆く、じゃれて噛むと割れて破片で怪我をする
  • プラスチック製のブラシを使用すると静電気が起きて猫を驚かせる

人間用では大して毛も処理できないので、しっかり猫用を購入してあげましょう!