猫をはじめ、動物は本来自然で生活する生き物です。
「家で飼う」の家というのは、人間が生活しやすい人間の物であり、そこに猫を参加させている形です。
言い方を変えれば、猫の住む環境に作られた訳ではない場所に閉じ込めている訳です。
全てを人間本位で考えてしまいがちですが、猫は今いる環境に慣れようとはしますが、人間と同じ思考を持っている訳ではありません。
今の環境で、自分がどうすれば生きやすいか、どうすれば危険ではないか、という自分の物差しで測りながら勉強して生きていくのです。
猫にとって危険なものはできる限り排除し、猫の入ってしまいそうな危険な場所は近づけないように細工し、猫が自由に生活できる環境をできるだけ整えてあげてください。
その上で、どうしても片付けられない物や、閉鎖できない場所に入れないように教えてあげる事を「しつけ」だと思っています。
「叱る」「叩く」「蹴る」等はせず、あくまでも危険を教えてあげて、楽しく共存できる空間を作ってあげましょう。
また、猫は頭のいい動物です。
以前ブログにも書きましたが、目で見た情報を記憶し、利用する能力は犬よりも優れています。
ちゃんとしたしつけをしてあげる事で、猫が自分でどうしたらいいのか考える手助けをしてあげましょう。
逆に、危険な行動をしているのに飼い主が大声を出したりオーバーリアクションしてしまうと、「この行動をすると飼い主は喜ぶ」と記憶して、繰り返す原因にもなってしまいます。
どのように対処するのがいいのか、当サイトをはじめとしたホームページや書籍、知人の体験談等を活かして試してみてください。
こちらの書籍がお勧めです。